はじめてのGeoGuessr

GeoGuessrは「世界のどこかに置き去りにされて、地図上で現在地を当てる」ゲームです。 ストリートビューから見つかる情報なら何をつかってもいいので、とにかく正解地点に近い場所を当てるゲームです。 このページでは、これから始める人向けに基本操作と、 みんなが何をみて国や地域を特定しているかを簡単に説明します。

このページの流れ
  1. ルールとスコアの仕組み
  2. 画面の見かたと操作
  3. 見る順番を決める
  4. 手がかり(影・気候・道路・文字・建物)
  5. メタ知識(変わりうる情報)
  6. 上達のしかた

ルールとスコアの仕組み

まず、ざっくりとこのゲームの得点の仕組みを説明します。一言でいうと「近いほど得点が高く、遠く離れているとあんまり点差はつかない」です。

  1. ストリートビューのどこかに置き去りにされる
  2. 見回して手がかりを探す
  3. 右下のミニ地図をクリックしてピンを置き、「推測する」で確定
  4. 正解に近いほど高得点。1ラウンド最大 5000点、5ラウンドの合計で競う
スコアは距離に対して指数関数的に減る
スコアの減りかたは一直線ではない。正解のすぐ近くでは1kmの差が重く、 遠く外したときの1kmはほとんど差にならない。だから初心者はまず「大陸を外さない」ことが 一番コスパの良い目標になる。そして国を間違えなくなったら、もう初心者ではありません。

つまり、大陸が合えば0点になることは無く、国を特定できればほとんどの場合4000点以上取ることができます。

答え合わせ画面。タイに置いたピンと正解のカンボジアが線で結ばれ、229キロ・4,461ポイント、半球◯・大陸◯・国✗のバッジが表示されている
答え合わせ画面の例。タイに置いたが正解はカンボジアで、国は✗。 それでも229kmのズレなら4,461点入る — 序盤は「大陸を外さない」だけで十分戦える。

ミニ地図はメルカトル図法。極地方ほど距離が実際より大きく表示されるので、 同じ見た目のズレでも赤道付近のほうが実際の距離は長いです。

画面の見かたと操作

GeoGuessrのラウンド画面。上部にコンパスとタイマー、右上にスコア、右にミニ地図、左下に操作アイコン
ラウンド画面の見かた
  • 左下: コンパス — いま向いている方角。常に意識する
  • 右上: ラウンドとスコア — 5ラウンドの進行状況
  • 右下: ミニ地図 — カーソルを乗せると拡大し、クリックでピンを置く(画像は拡大状態)
  • 左下: ズーム・ひとつ戻る・チェックポイント・設定・スタートに戻る(旗)
  • 画面下に映っている白い車体はGoogleの撮影車。これ自体が手がかりになる(メタ知識の節を参照)
したいこと操作
見回す画面をドラッグ(A / D / / でも可)
進む道の矢印をクリック(W で前進・S で後退)
ズームマウスホイール(+ / - ボタンでも可)
ピンを置く右下のミニ地図をクリック
確定する「推測する」ボタン、または Space
キー動作
Rスタート地点に戻る(左下の旗アイコンと同じ)
Z移動をひとつ戻す
Cチェックポイントを設置 / チェックポイントに戻る
N を2回真北を向く
Shift + 地図クリック置いたピンを消す

まず覚えるべきは R(スタートに戻る)。 当てるべきなのは「開始地点」であって、移動した先ではない。 移動して情報を集めたら、Rで戻ってから確定する癖をつけると事故が減る。

ファストムーブ: 矢印キーを1回押した後に Enter を押しっぱなしにすると 超高速で連続移動できる。何もない一本道を飛ばすのに便利。Space でも同じことができるが、 ピンを置いた後だとその場で確定してしまうので Enter 推奨。

拡大したミニ地図にピンを置いた状態。下に緑の「推測する」ボタンが表示されている
ミニ地図を拡大してピンを置くと、緑の「推測する」ボタンが現れる。 地図左上の矢印でサイズ変更、ピンアイコンで拡大状態の固定ができる。 ズームすれば道路番号(この例では B1 や D3610)まで見えるので、精密な位置合わせにも使う。

コンパス

画面上部のコンパスは常に確認しましょう。海岸線・山脈・太陽の方向は、 向いている方角が分からないと使えません。N を2回押して真北を向いて真下を見ると、 画面の道とミニ地図の道の角度を直接比べられます。これが正確な位置当ての基本技術です。

見る順番を決める

初心者がまず困るのは「どこを見ればいいか分からない」こと。 解決策は、見る順番を固定してしまうことです。

順番見るもの分かること
1太陽と影北半球か南半球か
2気候と植生どの気候帯・緯度か
3道路の作り国のグループ(大陸・経済圏)
4文字と言語国、ときに国内の地域まで
5建物と暮らし大陸〜地域の傾向
6自治体名・都市名さらに細かい場所の絞り込み
7通り名・道路の角度最終的な位置の調整

上から順に確認し、分からなければ飛ばして次へ。 1と2で「大陸」、3〜4で「国」を絞りこむイメージです。

手がかり1: 太陽と影

太陽はいつも赤道側に見えます。日本で太陽が南の空にあるのと同じ理屈です。

北半球では影が北へ、南半球では影が南へ伸びる
影は赤道の反対側に伸びる。影の向きが分かれば、それだけで地球が半分になる。

なので、太陽が北と南のどちらにあるのかは必ずチェックしましょう!これだけで地球の半分に候補を絞り込むことができます。 具体的な例を見てみましょう。

熱帯の例。ヤシの木と高床の住宅、強い日差し 乾燥帯の例(カザフスタン)。乾いた低い草と広い空

ひとつめはN(北)の方向に太陽があり、北半球。右はS(南)の方向に太陽があり、南半球とわかります。そのため、二つ目の写真が 北半球にあるタイやカンボジアではない ことが太陽を見るだけで分かるわけです。

手がかり2: 気候と植生

半球が分かったら、さらに気候から地域を絞り込みましょう。窓の外の「気候」だけで、地球はざっくり3つに分けられます。

熱帯の例。ヤシの木と高床の住宅、強い日差し 乾燥帯の例(カザフスタン)。乾いた低い草と広い空 冷帯の例(フィンランド)。針葉樹と平坦な地形
左から「暑い」(ヤシと高床の家)・「乾いてる」(カザフスタン)・「寒い」(フィンランド)。 まずこの3分類ができれば十分。
写真見た目気候帯ゲームでの主な候補
熱帯の例ヤシ・強い日差し・濃い緑熱帯東南アジア・南米・アフリカ中部
乾燥帯の例岩と砂・低い灌木・緑が少ない乾燥帯中東・中央アジア・豪州内陸・北アフリカの一部
冷帯の例針葉樹・平坦冷帯北欧・ロシア・カナダ

まずはこの3つの大まかな分類でokです。繰り返し遊ぶうちに「この国は、この地域だけ雰囲気が違う」と感じるようになります。それはただのあてずっぽうではなく、海沿いや内陸で景色が微妙に変わる、特定の地域だけ降水量が多いといった気候の変化に気づけるようになったということです。

田んぼ 田んぼ
コーン とうもろこし畑
牧場 牧場

畑も使えます。稲(水田)はアジアのモンスーン地帯、小麦やトウモロコシの大規模畑は 北米・欧州・黒海周辺、という程度のざっくりした対応でも大陸を絞るには十分。そして羊や牛の牧場があるならば、そこは牧草が自然に生えるやや涼しい気候の地域です。

コーヒー農場 ブラジル
海沿い 海沿い
デカン高原 デカン高原

土の色も情報です。ブラジル内陸の赤い土のように、「なぜその色か」は地質で説明できます。 また、海沿いは川から海へ流出した白い砂が堆積してできた細かい砂の地形が多いです。デカン高原のような、溶岩台地をつくる玄武岩が風化してできたやや黒っぽい土も見つかります。土の色には、その土地の成り立ちの歴史が現れるのです。

手がかり3: 道路の作り

道路の周りには国を特定する上で重要なヒントがたくさんあります! 慣れてくれば、道路の周りを見渡すだけで国の特定までできるようになります。

走行側

右側通行と左側通行の違い。標識は進行方向と同じ側に立つ
車が映っていなくても、標識がどちら側に立っているか・対向車のハンドル位置から 走行側は推測できる。

左側通行は世界では少数派。日本・タイ・インドネシア・マレーシア・オーストラリア・ イギリス・南アフリカ・インドなど、おおまかに 「イギリスの旧植民地圏+日本・タイ・インドネシア」と覚えておくと使えます。

標識 — 同じ意味でも、国によって形が違う

標識のデザインは国際的に統一されているようで、実は系統がいくつもあります。 ヨーロッパの多くの国は共通の条約に基づく似たデザインを使い、南北アメリカや オーストラリアはアメリカ式の影響が強く、日本のように独自の形を持つ国もあります。 つまり標識の「形」を見るだけで、その国がどの系統に属すかが分かるのです。

日本の一時停止標識。赤い逆三角形に「止まれ」
日本
ドイツの一時停止標識。赤い八角形にSTOP
ドイツ
カナダ・ケベック州の一時停止標識。赤い八角形にARRÊT
ケベック州(カナダ)
タイの一時停止標識。赤い八角形にタイ文字でหยุด
タイ
すべて「一時停止」。世界の多数派は赤い八角形だが、書かれる言語が違い (STOP / ARRÊT / หยุด)、日本だけは逆三角形の「止まれ」という独自の形。
スウェーデンの速度制限標識。黄色地に赤い縁の円
スウェーデン
オーストラリアの速度制限標識。白い長方形に黒い縁の円
オーストラリア
カナダ・オンタリオ州の速度制限標識。白い長方形にMAXIMUMの文字
オンタリオ州(カナダ)
すべて「速度制限」。ヨーロッパは赤い縁の円が基本だが、スウェーデンは地の色が黄色。 オーストラリアは黒い縁の円、カナダの多くの州は「MAXIMUM」と書かれた長方形。 隣どうしの国・州でもこれだけ違う。

標識は道路さえあればどこにでも立っているので、出会う頻度がとても高い手がかりです。 まずはこの2種類(一時停止・速度制限)の「自分の知っている形と違う!」に気づけるように なるところから始めましょう。国ごとの細かい違いは各国のページで扱います。

線の色

アメリカの道 アメリカ
ドイツの道 ドイツ
南アフリカ 南アフリカ
路面の線の色や太さは、よく見ると国によって結構違います。慣れてくると、同じ白い線でも国によって違いがあることに気づいてきます。

ざっくりした傾向として、中央線が黄色ならアメリカ大陸(北米・南米で多い)、 ヨーロッパの中央線は白が基本。外側線が黄色い道路は南部アフリカや中東でよく見られます。 線の色だけで国は決まりませんが、他の手がかりと組み合わせると強力です。

視線誘導標(ボラード)

ドイツ ドイツ
フランス フランス
スリランカ スリランカ
ボラードは国が確定する重要なヒント!文化的にまったくつながりが無い国のボラードが他の国で見つかることはほとんどありません。

視線誘導標(デリネーター)とは、車道の側方や中央に設置し、道路のカーブや路端の位置をドライバーに知らせるものです。 道路の腋に立っている、あの反射板です。このゲームのプレイヤーは、普段これを「ボラード」と呼ぶことが多いです。 このボラードも、道路があればほとんどの場所にあります。そして国によって形がかなり違います。

手がかり4: 文字と言語

ギリシャ語 ギリシャ語(ギリシャ)
タイ語 タイ語(タイ)
アメリカ・イリノイ州のルート66の標識。飾り記号のない素のラテン文字(英語) 英語(アメリカ)
日本語 日本語(日本)

読めなくても大丈夫。 文字の「形」 だけで地域が絞れます。地域独自の言語であるケースと、植民地支配の影響でその言語を使うようになったケースがあります。

見た目の特徴文字主な地域
英語と同じ字+点や飾り(ä ø ã ç など)ラテン文字欧州・米州・アフリカ・東南アジアの一部
Д や Я など、鏡文字っぽい形が混ざるキリル文字ロシア・ウクライナ・ブルガリア・中央アジア
Σ Δ Ω など数学記号でおなじみの形ギリシャ文字ギリシャ・キプロス
右から左へ流れるつづり文字アラビア文字中東・北アフリカ
上に横棒が通るデーヴァナーガリーインド北部・ネパール
丸い輪っかから始まる曲線的な文字タイ文字タイ
丸と直線の組み合わせハングル韓国
漢字+ひらがな・カタカナ日本語日本

ラテン文字圏では、どの飾り記号(ダイアクリティック)を使うかが国の特定に直結します。 ő や ű ならハンガリー、ã や ç ならポルトガル語圏 (ポルトガルブラジル)。 詳しくは各国のページで。

手がかり5: 建物と暮らし

日本の家 日本
カンボジアの家 カンボジア
フランスの家 フランス
同じ「住宅」でも、材料と形は土地の気候・文化・経済で決まる。 木造と広い庭(北米)、山の寒さに備えた白壁と木(アルプス)、瓦と塀(日本)、 少しずつ増築するレンガの家(南米)。家を見るだけで大陸の見当がつく。

建物は文化・気候・経済の交差点です。大陸を絞る程度なら、次のざっくり対応が使えます。


「なぜその形なのか」を考えると、初めて見る国でも応用が効きます。 深掘りは国と地域の判定の各国ページへ。

手がかり6: あなたの経験

日本の家 赤っぽい道
吹き払い柵 防雪柵
沖縄 白っぽい建物
見慣れた景色の中には、その地域特有の建築物がたくさん見つかるかもしれません。

意外にも!あなただけの経験が場所の特定につながるかもしれません。それは単なる旅行だけでなく、実家での生活に隠されているかもしれません。 消雪パイプの赤錆で赤く染まった道、道沿いの防雪柵、強い日差しを防ぐ沖縄の外壁が白い建物…身の回りには地域を特定する鍵がたくさん隠されています。 好きなサッカーチーム、食品ブランド、メーカー、地域特有の服装や文化でも場所を絞り込むことができます。世界のいろいろな国の中にあなたが知っている知識が見つかるのも、このゲームの楽しみのひとつです。

メタ知識(変わりうる情報)

ここから下は「Googleの撮影事情」に由来する知識、いわゆるメタと呼ばれる情報です。 撮り直しが入ると変わる賞味期限つきの知識であることに注意 (この節は2026年9月時点)。

カバレッジ — そもそも出題される国は限られている

GeoGuessrはGoogleストリートビューの上に成り立っているので、 撮影されていない国は原理的に出題されません。世界地図で見ると、 出題範囲はかなり偏っています。

GeoGuessrの出題範囲の概略図。ヨーロッパ・南北アメリカ・東アジア・東南アジア・オセアニアは広くカバーされ、アフリカ・中東・中央アジアはまばら
出題範囲の概略(2026年9月時点)。濃色は出題される国・地域、 薄色(タンザニア・ベラルーシ・エジプト・マリ・パキスタン・イラク)はごく限定的にのみ出題される国。

これを知っているだけで推理が変わります。たとえばアフリカで広く出題されるのは 南アフリカ・ケニア・ナイジェリア・ガーナ・セネガルなど一部の国。 「アフリカっぽいけどどの国?」と迷ったら、そもそも候補が少ないのです。 逆にヨーロッパはほぼ全土が出題されるため、国の絞り込み技術が問われます。 そのほかの代表的なメタ知識として以下のようなものがあります。

上達のしかた

  1. プレイ → 答え合わせのときに国別ページを読む → もう一度プレイ。 開始地点のまわりに国別・地域別のヒントがないか探してみる。
  2. 国名だけ当てるカントリーストリークは初心者の練習に最適。 1ラウンドごとに答え合わせがあり、学習のループが速い。慣れてきたら時間制限を付けてみる。
  3. 公式のWorldマップは出題の偏りが大きいので、慣れてきたらコミュニティ製マップへ

ここまで読んでくれてありがとうございます。 GeoGuessrを楽しむための最低限の知識はこれだけです! あとは、あなたの好奇心と探求心さえあれば、このゲームはずっと楽しくなります。あなただけの楽しみ方を見つけてみてください!グッドラック!

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