
ブラジル
全域9
この地域のどこでも使える手がかり

標識の裏側が黒いものが多い。

トラック・バス・タクシーの車両は、ナンバープレートが赤かったり文字が赤かったりする。
Fortlev と書かれたタンクが屋根の上に乗っている。色はいくつか種類があるが、形が特徴的。


地域の絞り込み21
場所がわかったあと、その中のどの地域かを絞る手がかり
電柱
電柱の上の形(腕金と支え)の地域差
ブラジルの配電は州ごと(大きな州では地域ごと)に別々の会社が受け持ち、柱の上の組み方に州ごとの癖が出る。
1 片寄った腕金+長い側に支え: サンパウロ州でいちばん多い形。
- 1片寄った腕金+長い側に支え
- 2片寄った腕金・支えなし
- 3斜め上へ折れる上段の棒
- 4頭がとがった形の柱
- 5Γ字形の腕の先に機器の箱
- 6柱に電気メーターの箱
- 7頭に1個+左右互い違いの横向き碍子
1片寄った腕金+長い側に支え
サンパウロ州でいちばん多い形。
2片寄った腕金・支えなし
左右の長さが違う腕金で、斜めの支えが無い。セアラではコンクリートの腕金、ロンドニアでは金属の腕金。
セアラ州。ロンドニア州とバイーア州でもときどき見る
3斜め上へ折れる上段の棒
セアラ州とロライマ州
4頭がとがった形の柱
リオデジャネイロ州。まれに他の都市でも見られる
5Γ字形の腕の先に機器の箱
柱の上から片側だけに腕が伸び、その先に電気の箱が付く。腕は長い斜めの支えで柱につながる。
リオデジャネイロ州
6柱に電気メーターの箱
家ごとの電気メーターを柱にまとめて取り付ける。
パラー州の大きな町
7頭に1個+左右互い違いの横向き碍子
柱のてっぺんに長い碍子が1つ立ち、その下に横向きの碍子が左右に互い違いに 2 個付く。腕金は無い。
マットグロッソ州とアクレ州南部。リオグランデ・ド・スルではごくまれ
イラストは簡略図。分布は州単位の目安で、同じ州でも町の中心部や古い区間では別の形が混じる。丸い印は町の目印(州全体ではなくその町で見られる)。
電柱
碍子の形と色の地域差
碍子(電線を支える白や茶色の部品)の形・色にも州ごとの偏りがある。近づいて上を見上げたときの絞り込みに使える。
I1 茶色のキノコ形: ペルナンブーコ州だけ
- I1茶色のキノコ形
- I2白いキノコ形
- I7黒い二枚皿を三叉に
- I9こげ茶+灰色の台
I1茶色のキノコ形
茶色い笠が乗ったキノコのような碍子。
ペルナンブーコ州だけ
I2白いキノコ形
白い笠のキノコ形の碍子。
バイーア州
ストリートビューの実例(1 件)
I7黒い二枚皿を三叉に
マラニョン州
I9こげ茶+灰色の台
こげ茶のひだ付きの短い碍子の下に、明るい灰色の台が付く。
サンタカタリーナ州とリオグランデ・ド・スル州
電柱
柱の番号・塗装の地域差
電力会社は柱に番号を付けて管理していて、その書き方が会社(=州)ごとに違う。柱の目の高さを見ると州がわかることがある。
N1 黄色の縦長+英字で始まる番号: バイーア州とペルナンブーコ州
- N1黄色の縦長+英字で始まる番号
- N2黄色の縦長+数字で始まる番号
- N3小さな黄〜橙の札
- N4黒地に黄・白の文字
- N6黄色の四角(英字3文字+数字)
- N7柱に通りの名前
- N8白地に青と赤の帯
N1黄色の縦長+英字で始まる番号
柱に黄色く縦長に塗り、黒で番号を書く。
バイーア州とペルナンブーコ州
ストリートビューの実例(2 件)
N2黄色の縦長+数字で始まる番号
同じく黄色の縦長の塗装。
ゴイアス州
N3小さな黄〜橙の札
細い金具や結束バンドで柱に留めた小さな札。
リオグランデ・ド・ノルテ州とペルナンブーコ州
N4黒地に黄・白の文字
柱に黒く塗った帯に、黄色か白で番号を書く。
パラナ州
ストリートビューの実例(1 件)
N6黄色の四角(英字3文字+数字)
黄色の四角に、市町村を表す英字3文字・数字2つ・黒線・数字4つ。
サンパウロ州
ストリートビューの実例(1 件)
N7柱に通りの名前
交差点の柱に、通りの名前を縦に書く。
パラナ州
N8白地に青と赤の帯
周りの建物の雰囲気も他の地域と違う、2つの要素が重なったら確定でいいだろう。
フロリアノポリス(サンタカタリーナ島)
イラストは簡略図。番号は柱の道路側に無いこともある。丸い印は町の目印。
「BR XX」と道路番号が書かれた看板が道端に立っている。


植生
植生の分布12
クリックで対応するヒントに移動できますタップで範囲を表示、もう一度タップか → でヒントに移動
北東部の内陸に広がる半乾燥のカーチンガ。とげのある低木、サボテン、乾燥に強い草が地面を覆い、乾季は木が葉を落として黄色がかった灰色の荒れ地のように見える。Piauí州・Ceará州など北東部の各州とMinas Gerais州北部にまたがる。

ブラジルのパンパはRio Grande do Sul州の南半分だけ。木がほとんど無い草地が続き、コシーリャ(coxilha)と呼ばれるなだらかな丘が波打つ。牛や羊の放牧地が多い。

Roraima州のブランコ川流域には、Amazonの中にぽっかりと草原(ラブラード)が広がる。まばらな低木の草原が続き、川や沢に沿ってだけ帯状の林がある。遠くに山が見えることも多い。

Mata Atlântica は海から吹く湿った風の影響を受け、他の地域とは森の見た目が異なる。ヤシや松のようなものが見えることもあるようだ。
Paraná松(Araucaria angustifolia)が見えたらParaná州周辺。

ブラジルロウヤシが見えたら、Ceará州を中心とした北東部。
ババスの木はPiauí州とMaranhão州に多く、それ以外でも南側全域で見られる。

Syagrus coronata はPernambuco州の南部からBahia州に分布する、ブラジル東部の木。Bahiaに多いかもしれない。
アサイゼイロ(açaizeiro)はPará州に多い。特にAmazon川流域やMarajó島の周りに多いらしい。
Eucalyptus grandis はSão Paulo~Rio Grande do Sul州の沿岸付近を中心に、まばらに分布している。
中央部に広がるサバンナのセラード。幹がねじれて樹皮が厚くコルク質の低い木が、腰の高さほどの草原にまばらに立つ。土は赤っぽい。Goiás州など中部に広く分布する。

ブリチ(Mauritia flexuosa)は高さ 35m にもなる大きなヤシで、太い幹の先に大きな葉が丸い樹冠をつくる。湿った低地に生えるので、セラードの中では沢筋に沿って列のように並ぶ。

地形
「テラ・ロッシャ」と呼ばれる鮮やかな赤い土は、玄武岩が風化してできたもの。Rio Grande do Sul州の北半分、Santa Catarina州、Paraná州・São Paulo州の西側などに分布する。

南東部の海岸線には、Serra do Marという急な崖のような山地が海と並行して続く。海沿いの細い平地のすぐ内側で一気に立ち上がる。

農業
オレンジ畑(低い木が等間隔に並ぶ果樹園)は、São Paulo州を中心とした「シトラスベルト」に集中する。

地平線まで続く大豆畑。Mato Grosso州が全国生産の約 29% と突出し、Paraná州・Goiás州などが続く。

サトウキビ畑はSão Paulo州に集中していて、全国生産の約 52% を占める。Goiás州・Minas Gerais州が続き、北東部にも産地がある。

背の低い木が等高線に沿って整然と並ぶコーヒー園。アラビカ種はMinas Gerais州が中心で、ロブスタ種(現地名コニロン)はEspírito Santo州が中心。

綿花畑は産地がはっきり偏っていて、Mato Grosso州が全国生産の約 70%、Bahia州が約 21%。

Florianópolis
Florianópolis を中心に、ヨーロッパ風の建築が見られる。建設時にAzores諸島出身のポルトガル人が多く入植し、ドイツ系とイタリア系の移民も多い。
都市・町の絞り込み2
地域までわかったあと、どの都市・町かを特定する手がかり
Vila do Abraão

Fernando de Noronha
離島の Fernando de Noronha は電柱に穴が開いていて、岩場が多く船に乗る場所もある。とても特徴的な岩があるので、それで分かるかもしれない。

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地域
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基本情報
基礎データ
出典:外務省・JETRO(2026-09時点)数字で見る
グラフに触れると各年の値が見られますあゆみ
植民地から、移民がつくる大国へ- 1500ポルトガル人カブラルが到達
以後ポルトガルの植民地となり、砂糖のプランテーションとアフリカから連れてこられた人々の労働で開発が進む
- 1822ポルトガルから独立
独立後も皇帝を戴く帝政をとった
- 1889共和制に移行
- 1908笠戸丸で日本人のブラジル移住が始まる
コーヒー農園の働き手として海を渡り、世界最大の日系社会の出発点になった
- 1960首都をRio de JaneiroからBrasíliaへ移転
内陸開発のため、ほぼ何もない高原に新首都を建設した
- 1964軍事政権(〜1985年)
民政移管後の1988年に現行憲法を公布
- 2008日本人移住100周年
- 現在南米最大の経済大国
大豆や鉄鉱石・原油の輸出国として、また新興国の一角として存在感を増す
どんな地域か
ブラジルは南米大陸のほぼ半分を占める巨大な国で、面積は日本の22.5倍。スペイン語圏に囲まれた南米で唯一のポルトガル語の国でもある。植民地時代の砂糖、19世紀以降のコーヒーとプランテーション経済の歴史のなかで、アフリカから連れてこられた人々、ヨーロッパ・中東・日本からの移民が加わり、混血が人口の半分近くを占める世界有数の多民族国家になった。Amazonの熱帯雨林から南部の温帯の農業地帯まで、自然も気候も地域ごとにまったく違う顔を持つ。
経済は南米最大で、大豆・牛肉・コーヒーなどの農産物と、鉄鉱石・原油の輸出が柱。最大の貿易相手は中国で、米国がそれに続く。日本との縁も深く、1908年の笠戸丸以来の移民の歴史から生まれた日系社会は約270万人と世界最大。São PauloのLiberdade地区のように、日本文化が街の風景に溶け込んでいる場所もある。
日本との関係
笠戸丸から続く、世界最大の日系社会出典
- JETRO「ブラジル 基礎的経済指標」 jetro.go.jp
- 外務省「ブラジル基礎データ」 mofa.go.jp
- World Bank Open Data(SP.POP.TOTL / NY.GDP.MKTP.CD) data.worldbank.org
代表的な企業
この地域にゆかりのある企業。ただしGeoGuessrで使えるとは限らない。街で見かけるロゴ
- Petroleo Brasileiro
南半球最大の石油採掘会社。
- Vale
鉄鉱石3大メジャーの一角。ボーキサイト、銅、金なども生産している。
- Itaú Unibanco Holding
ラテンアメリカ最大の銀行。毎月配当を出す珍しい(通常は四半期に一度、南アフリカなどは半期に一度が通例)企業。













